プエルト・モン(チリ)

昨夜30分遅れて出発した上に道を間違えて(おいおい)遠回りをしたビニャ発プエルト・モン行きのバスは、翌日12時15分に到着。

車内は少し寒かったけど、暖かいブランケットと枕が配られたので朝9時まで快適に睡眠(寝すぎです)。

すぐにチロエ島カストロ行きのバスに乗り換え。
出発して1時間後、フェリーにバスごと乗り込む。

カストロのバスターミナルにはホテルの客引き軍団が待ち構えていると思ったのに、到着してみると誰も居なかった・・・閑散としてる。外国人の姿も見当たらない。ふーむ。

仕方無しに小さな町をホテルを探しながら歩いていると、外国人男女とチリ人ホテル経営者と思われる男性がお互いの顔に「???!!」という表情を浮かべながら道端で話をしていた。
商売熱心なチリ人経営者は私を見るなり、「オテル?(ホテル)」と勢いよく話しかけてきた。
私は頷きながらも相手に手を差し出して「そちらの方々との用件をお先にどうぞ」というジェスチャーを送った。

傍らで彼らの会話を聞いていると、どうやらこのホテルは各種ツアーの手配も行っているようだった。
この外国人たちは明日チロエ島国立公園へのミニトレッキングに参加したいのでツアー内容、集合時間、持ち物などについて知りたいようなのだが、会話が全くかみ合っていない。でもお互いの都合のいいように解釈をしている。

おせっかいな私は、「ちょっと失礼します」といいつつ三人の中に入ってしまった。
しばらくして交渉はめでたく成立。

さて、今度は私の番ですよと思った矢先、サンタクロースのような髭をたくわえた男性が、「僕たちを助けてくれたから君にもアドバイスをするけれど、あなたここじゃなくて僕たちのホテルに泊まりなさい。この人、なんだか怪しいからやめたほうがいい!」と真剣な顔で私を説得。
ホテルのおじさんは私が迷っているのを見て少し怒りモード。どうしようかなあ。

結局・・・クリスマスも近いし、サンタクロースを信じて彼らの宿へ。

夕食は楽しみにしていた、チロエ島名物クラント。
大きなお皿にはカラス貝?を中心に貝類が26個。ここにじゃがいも(チロエ島には200種類のじゃがいもがある)、鶏肉、厚切りベーコン、ソーセージが加わったら・・・食べれないでしょ?(といいつつ完食)。

こんな感じで私の南米生活を締めくくる旅ははじまったのでした。

Pullman Bus
Cama/20,000 (C.P.)
Viña del Mar (20:45) → Puerto Montt(12:15)

Cruz del Sur
4,300 (C.P.)
Puerto Montt (13:00) → Castro (16:30)