ビザ取得しました〜♪

maumu2005-06-22

6月17日(金)港区芝にあるチリ大使館へ学生ビザの申請に行ってきました。

エレベーターで大使館のあるフロアに降り立ちましたが、あれ?ドアはどこ?、と探してしまうぐらい目立たない入り口が良く見るとあり、大使館といえば大層立派な門構えを期待していた私としては少々興ざめしてしまいました(勝手なものです)。

ドアの横のブザーを押すと、「ブブー」という音とともに内側から鍵が解除され中へ入ることができます。随所にチリの伝統工芸品や写真が飾られ、スペイン語が飛び交い、異国情緒はたっぷり。(イースター島のモアイがモチーフの製品多し!:ペンの上部がモアイになっている ← かなり心を奪われました)
他にも何か面白いものはないかと思わずきょろきょろしてしまいかなり挙動不審だったと思います。たまに軽い質問があったり、ビザの申請料を支払ったりしながら待ちました。

恐らく1時間ぐらい経ったころでしょうか、「はい、ビザが用意できました」との声。
(え?今日持って帰れるの?確か本には1ヶ月位かかるって・・・だから早めに申請に来たのに・・・でも、わ〜い!!)
ということで、めでたく1年間の学生ビザを取得することができました。
今日を含め私は90日以内(9月15日まで)に日本を出国しなければいけません。期日を過ぎると学生ビザは無効になってしまうそうです。

ほっとした途端に無性にお腹が空いてきました。
前日の夜は新幹線ホームで立ち食いそばを食べましたが、それから私たちは何も食べていなかったのです。
今朝ホテルを発った直後から、「朝ごはん!」と叫んでいた友人の声を、「いま変なもの食べるとお昼がおいしくなくなる!」と彼女のお腹からの叫びを制してここまで来ましたが、時計を見ればもう12時30分。かなり友人はぐったりしています。

大使館の方に、チリレストランが近くにあるか聞いてみましたが、「え〜っと、2つあるんですけど、ひとつは北海道、もう一店は名古屋ですね」という素っ気無い答え。
それでは、「エスニック料理全般では?」と門戸を広げてみたところ、「この近くにおいしいペルーレストランがあります」、とすかさずインターネットでお店までの行きかたをプリントアウトしてくれました。感謝。

それは地図上で見るとなんだか東京都内ではないようでした。
お姉さんに、○×線に乗って(忘れました)、川崎駅で降りるように言われました。てっきり東京都内のお店を紹介して下さると思っていたため、「川崎って神奈川の川崎市ですか?」とお聞きすると、「神奈川以外に川崎っていう地名があるんですか?」と普通に質問が返ってきたのが面白かったです。

でも、それからが大変でした。お姉さんの指示では乗り換えはしなくても良いはずだったのに、2回も乗り換えをした上に到着するまでに40分ぐらいかかりました。ランチの時間が終わってしまうんじゃないかと不安になり、私たちは最後の力を振り絞ってレストランまで走りました。東京の人の「近い」には、新潟市民のそれとは明らかに違いがあるようなので注意が必要です。


レストラン内は、まるでペルーでした。
日系ペルー人の店員さんはお得なランチメニューを見せてくれましたが、逸る気持ちをぐっと抑えランチメニュー以外の単品メニュー表も見せてもらいました。
そこには・・・・なんということでしょう!!!
見たことのない食べ物がきらきらと魅惑的な写真とともに私たちの食欲を誘っています。どれもこれも試したい気持ちをぐぐっと抑え、軽く男性で言えば3人前分を注文しました。

一時間後店を後にしたとき、二人はこれまでに体験したことのないような満足感に包まれていました。何をしに東京に来たの?と聞かれたら、「ペルー料理を食べに来ました」と言ってしまいそうでした。まるで私の目的はここであったかのようにしっくりとしたのでした。

全く関係ありませんが、私は神奈川県川崎市で生まれました。
でも3歳ぐらいで新潟市に引越をしたため実感及び愛着はほとんどありませんでした。しかしこのお店のおかげで、私の原点を再確認することとなりました。やっぱりおいしいものに引き寄せられて戻ってきてしまいました。
私はやっぱりいやしい系です。


ペルー料理店 「Arco Iris」
川崎市幸区中幸町3-32川崎西口共同ビル1F TEL: 044(541)4572
JR 川崎駅西口から徒歩5分   お腹を空かせてGO!