新しい朝が来た。希望の朝?

聖籠の免許センターで普通自動車免許の更新と国際免許証(今日から1年間有効)を取得。

私の本当の更新は誕生日月である来年の5月なのだが、日本に居ないため特例更新をしてもらう。手続きには、パスポート、更新時に日本に滞在しないことを証明する書類(私は大学の入学許可証)を提示。更新を早めた分、免許証の有効期限が短くなってしまうが、これで免許失効の心配はなくなり安心。

国際免許証は、運転することが一番の目的ではなく、身分証明証として取得した。チリや南米で運転をすることは恐らくないと思うが、外国人であることと童顔な日本人のため、いろいろな場所で身分証明書の提示を求められる。その度にパスポートを見せるのは面倒。そして大事なものなのであまり人前で出したくない。
ということで、普段はこの盗まれても大して困らない(語弊があるが)国際免許証を持っている。
(でも、実は運動神経の無い私だが、一応中型二輪免許も持っているので、ゲバラみたいに南米をバイクで疾走してみたい気もする。チャンスはあるかな?)

免許センターでは、講習会を受けてその際にビデオも鑑賞する。今回、それがイマドキ世代(迎合)ビデオになっていて驚いた。

ある家族の物語。設定:父25歳、妻恐らく同じ、一人娘4才
若いお父さんは休日ともなれば、子供と妻を家に残し野球に出かけてしまう。 あの日も大切な野球の試合があったが、寝坊!慌てて家を出るが、ここから住宅地を飛ばしまくる(よくある展開)。彼はたくさんの小さな事故予備軍を幸運にも切り抜けるが、野球場まであと少しというところで一時停止をせず左方向からの対向車と衝突。

ここで場面は急展開。
どうやら彼は死んでしまったよう。
天国に行くか、地獄へ行くかの審判が始まり、彼が事故を起こすまでの再現フィルムを見てどこが悪かったか復習をする。ヤンパパは、「俺ってほんと運悪いよな〜っ」。ここでもずっとほんわかムード。
そうこうしていると、いきなりカーブの球が飛んできた!急なことなので、彼は打つことができず(ここで急にバット登場)、天国と地獄の裁判官(?)にずるい!と抗議。もう一度「これから投げますよ」と言われた球を彼は見事に打って意気揚々。
これを、裁判官は、“予測できることには対処できる(=車の運転も同じ!)”と結論付けしていた。安易でびっくりな展開に胸がざわざわとした。
彼はその間、「天国に行かせてくださ〜い!」とのんきなことを言っている。

最後に、彼が衝突した相手の現在の姿が映し出される。被害者の男性は下半身付随になり、会社も辞め、家族仲は悪くなり、長男は大学に進学できず反抗。そして残された彼の妻と娘は彼が命を落とした場所に花を手向けている。彼はここで初めて自分の起こした事故の重大さを知る。うむうむ。

そして・・・衝撃のラスト。
実はこれは全部夢でした〜!てへっ!
夢から覚めた彼は、娘と妻に、「今日は野球はやめて、遊園地に行くぞ!ほらほら早く着替えなさい!」と言ってビデオは終了。

なんですか、これ・・・。
昔からあるような、こわ〜い展開のドキュメンタリータッチのビデオはもう流行らないのでしょうか。
それにしても夢とは、恐れ入りました。