大好きな君に 

小田和正さんの声、詩の世界が大好きです。
私が彼の声を持っていたら・・・やっぱり、うた歌いになったかな。

彼の、「大好きな君に」という曲は、NHKのアニメ「雪の女王 Snow Queen」の主題歌になっています。
そしてこのアニメがまた素晴らしい出来なのですよ。映像も声優も美しい!原作は、もうタイトルで分かりますね、ハンス・クリスチャン・アンデルセンデンマーク出身)。デンマーク語読みでは、「ホー・セー・アンナセン」H.C.Andersenと呼ばれているそうです。
アンデルセン童話といえば、子供の頃に誰もが読んだことがあると思います。え?そんなことないですって?
じゃあ、「人魚姫」、「みにくいあひるの子」、「はだかの王様」、「すずのへいたいさん」、「ナイチンゲール」、「おやゆびひめ」、「マッチ売りの女の子」、「絵のない絵本」は?ほら、見つかった!いかに彼の作品が愛され、親しまれ続けているかが良く分かります。
NHKも意図しているのだと思いますが、今年はアンデルセン生誕200年なのだそうです。

更に調べてみると面白いことが分かりました。アンデルセンの「雪の女王」が初めてアニメ化されたのは、1957年のロシアだったそうです。

以下、文化庁メディア芸術プラザ (http://plaza.bunka.go.jp/festival.html)から一部抜粋させていただきます。

『 " ソユーズムリトフィルム "は、1935年にソ連邦立の最初のアニメーション・スタジオとして設立されました。
1957年、いわゆるスターリンの死後(1953年)の”雪解けの時代”に、この【雪の女王/Snezhnaya koroleva】 は制作、公開されます。
監督はレフ・アタマノフ(LevKonstantinovich Atamanov 1905年〜1981年)。

雪の女王/Snezhnaya koroleva】は当時の日本のアニメ製作者、特に知られているのが東映動画のスタッフに多大な影響を与えたようです。長編アニメ映画『太陽の王子・ホルスの大冒険』(68)の高畑勲監督や、スタッフの宮崎駿なども(「この作品に出会わなければアニメを続けていなかったかも」と)そのことを、インタビューなどでも言っています。』

アニメ「雪の女王」は、NHK総合テレビで毎週日曜日7時30から放送中です。現在11話まで終了していますが、まだ間に合います。全39話ですから!←この放送回数を見ただけでも力の入りようが分かりますね。 
今までの放送を見てない方も番組ホームページで、過去の放送のあらすじを見ることができます。
NHK 雪の女王 http://www3.nhk.or.jp/anime/snowqueen/

 
ロシア版「雪の女王 Snezhnaya koroleva」アニメーション画
一遍の童話が今も世界中の人々の想像力をかきたて、魅了し続けています。
200年前に生まれたアンデルセンは、今もしっかりここに生きています。