余韻覚めやらず 〜ビニャに戻りました〜

片道バスで18時間の旅から戻りました。
あっちこっちと寄り道をしながらの旅程だったので、想像していた以上に時間はかかりましたが、バスは広くて快適でした。道路もしっかり整備されているので、バスでのチリ旅はおすすめです。

デジカメ2台で約650枚の写真を撮りました。
森の中を歩いていると、最初は物言わぬ生き物たちの気配に圧倒されます。
そのうち体から蒸気が出るまで歩き続けていると、大きな命の中に自分が守られて存在していることを感じます。自分がやっと少しこの自然の仲間に入れたような気持ちになっていきます。

体はビニャなのですが、頭の中はまだ公園の中にいるようで、少し時間をかけて今回の旅のようすを書いていきたいと思っています。時系列に日付をさかのぼる形で書いていきます。


Volcán Llaima (ジャイマ火山)1640年から、34回の危険な噴火を繰り返しています。近年最後の大きな噴火は1957年です。
頂上は年中雪に覆われていて、小規模ですがスキー場もあります。


Araucarias(アラウカリア、ナンヨウスギ)
マツやスギのような針葉樹の仲間。19種類のアラウカリアが南半球の限られた地域に生息しています。中生代から生息しているんだよ、と言われて驚いてしまいました。
ここチリ南部に生育するアラウカリアは、別称パラグア(傘)とも呼ばれ親しまれています。「ヤア、ヤア、ヤア!」と両手を広げて出迎えてくれているような感じもしませんか?


環境資源学4年生の生徒たち。
ジャイマ火山からの溶岩の上で。毎日歩き廻りましたが、体は案外疲れないものです。