Viva Cusco !!!

とうとうペルーはクスコまでやって来ました。

プーノ(ペルー)というペルーサイドのティティカカ湖を堪能した後、バスに揺られてクスコを目指したのですが、市内に入る直前まで日本の山村にいるような錯覚を起こすような風景が続きました。私はペルーが誇るバイリンガルスペイン語・英語)ガイド付の観光バスで移動をしたので、途中では5箇所、マチュピチュ遺跡以前の遺跡や15世紀にスペイン人がやってきて建てたという、豪華内装全て純金で輝く教会などを見学しながらゆっくりと旅路を楽しみました。

プーノを発って9時間後、クスコの街並みが視界に入ってきました。
夕方のクスコのセントロは、暖かい街灯の色で染まっています。
そしてそんな私を待ち構えたように起こった激しいスコール。

迎えに来てくれた安宿のご主人は、「これはきっと歓迎の雨だね!」なんて嬉しいことを言ってくれます。
ホテル(7ドル朝食付)にチェックインしたものの、どうにもこうにも街に飛び出して行きたくなって、ティティカカ湖で出会ってそれから行動を共にしているイギリス人のクレイを誘ってダウンタウンへと出かけました。

なんて形容したらいいのかな。
どこまでも続く石畳み。きれいな形の石が規則正しく並ぶ歩道や車道。
いくつも並んで建つカテドラル(教会)の美しさ。
ふとしたところに歴史がたくさん刻まれていて、歩いているだけでインカ時代にタイムスリップしそう。うっとりです。ここを歩いている自分自身さえも何だか誇らしい気持ちになります。

インディヘナの人たちが編み物をしながら小さなお店をたくさん連ねています。
ボリビアの人々と違い、ペルー人はみな積極的です。歩いていると右から左から声がかかります。ちょっと立ち止まって、正確に積み重ねられた石の壁に見とれていると、どこからともなく人がやってきて解説を始めます・・・これが危険です。説明が終わると、手を差し出されます。「へ?ガイド代ですか?は・・・はあ」。周りにいる人たちは笑っています。
1ソル(30円弱)を支払うと、にっこり。完全に私の負けです。

明日はいよいよマチュピチュに行ってきます。

2泊3日の旅です。料金は2日間のホテル代も食事代も全て込みで1万円くらいでした。
今はオフシーズンなので、安くしてもらうことができました。

ウユニ塩湖からの帰り道、川の中でバスが壊れて一緒にそこから脱出をした、苦楽を共にしたブラジル人7人組も一緒です。
お互いクスコにいることは分かっていたのですが、今日偶然再会したのです。
向こうから、「まう〜!!」と声をかけられて(そのとき私は馬に乗っていました)、私もものすごく感激してしまいました。あまりにも8人が同時に興奮したので、乗っていた馬がその波動を感じてしまい、いきなり走り出したのであやうく落馬するとこでした。
(クスコ周辺の遺跡を馬に乗って廻ることができます。3時間で500円くらいです)。

チリ、ボリビア、そしてペルーへとやってきましたが、この国もまた他の南米諸国とは違う魅力を持った国のようです。

それにしても・・・素敵です。
どうやら、クスコに恋しちゃったみたいです。