磨かないと光らないもの

お散歩途中に見つけたシアター。
今夜はアカペラ&パーカッションのライブがあるという。
早速チケットを8ペソ(1ドル=3.05ペソ)で購入。

             

メンバーはブラジル人2名、ベネズエラキューバ、アルゼンチンから各1名のグループ。

クラシック、各国に伝わるフォルクローレ、ロック、ボサノバ、ピアソラ、タンゴ・・・。
人間の声と打楽器で奏でられる音。

鍛えられた声はとても繊細。でも力強くてこれが同じ人間の声かと驚く。
ボンゴ、ジャンベ、カフォンのリズム。
習っているから分かる、簡単そうでなかなかできない難解なリズム、叩く場所でまったく違ってくる音の美しさが軽々とここにはあった。
いつも見慣れているタンバリン。こんな音を出す楽器だったとは!

知っていたと思ったことが、実は知らないことばかりだった。

ギター弾きのアルゼンチン人の友達に、「日本語でミュージカ(スペイン語で音楽)は、音を楽しむって書くんだ」と教えたとき、どんなに彼が心から納得し喜んだことか!

新しいこと(自分を含め)を知ること、新しい音を知ることはぞくぞくするほど楽しいことなのだ。知らないならこれから知ればいい。