NO RAIN NO RAINBOWS

TESOLコース修了!

短くて長い4週間でした。途中でクラスメートが二人、"もう無理!"と言い残して帰国してしまって私の心も一度だけぐらぐら揺らぎましたが、余計なことは一切考えずに、ただ目の前に山積みに置かれた課題を上から順番に丁寧にこなしていくことだけを考えて過ごしました。

いつ寝てるのかとホストファミリーが心配して私の部屋を覗きにくるくらい(たまにライトを付けっぱなしで机に突っ伏していることもありましたが)勉強してました。何かにとりつかれてたようだ、と後から言われたくらい。こんなに勉強したのもひさしぶり。自分がこんなに何かに集中できるんだということも発見でした。
やっぱり好きなんだなあ、教えることが。
毎日違うレベルの生徒に英語を教えてきたわけですが(100人以上!)、教室に入るとまるで別人みたいに生き生きしてたようです。改めて自分の弱点と得意な分野について突詰めて考えさせられました。
学ぼうと思う人には支払った額以上のものが返ってくるけれど、単なる資格を求めてきた人には苦痛な4週間だったと思います。私はこのクラスからこれから一人でやっていく勇気と自信をもらいました。二週間後にはメキシコ政府認定の証書が発行されるので、いまはそれを待っているところです。

クラスメートたちもこの4週間どこにも遊びに行っていなかったようで、卒業記念パーティーの夜、はじめてみんなでグアダラハラダウンタウンに繰り出しました。
景気づけにグアダラハラ名産のテキーラショットを流し込んだあと向かった場所はゲイクラブ。

実はグアダラハラはゲイの人たちがたくさん集まる街として密かに知られています。
クラブに集まる人たちの8割は男性同士のカップル。どのカップルも仲がよくて手に手を、目と目をしっかり合わせながら踊りとお酒を楽しんでいました。
すぐに彼らとも仲良くなって一緒に時間を過ごしたのですが、もうね、ここには書けませんが(もったいなくて)どのカップルもため息ついちゃうくらい美しい!
メキシコの人って本当にセクシーです。
南米にも見とれちゃう人はたくさんいたけれど、ここで出会った人たちはもう人として生まれてきた魅力を最大限に発揮していました。それでいて自然体。うまく説明できないのですが、私は彼らを眩しく感じました。
女性はもう絶対だめ?立入禁止なの?と聞いてみましたが、にっこり素敵な笑顔で、うん男性にしか魅力を感じないんだ。ごめんね。と謝られてしまいました。
この夜にはいろいろと続きがあるのですが、後ほどゆっくりね、お話します。

"NO RAIN NO RAINBOWS"

雨が降るから虹がかかるのか、美しい虹をかけるために雨が降るのか。

雨も虹も好きな私としては、どちらも人生に必要不可欠な要素であって、だからこそこんなにもいろんなことに毎日心を揺さぶられながら生きているのかと思うと、ただただもうそれだけで涙が溢れるのです。