ふぇるでんくらいすめそっど

に行って来ました。
なんだかよくわからずに直感を頼りに出かけました。

このメソッドに対する説明はこのようにされていました。
フェルデンクライスメソッド
 フェルデンクライスメソッドは個人レッスン(Functional Integration:FI 機能的統合)とグループレッスン(Awareness through Movement:ATM 動きを通しての気づき)の二つの方法があります。どちらもゆるやかでシンプルな動きで「動きと感覚」へ受け手の注意を導き、不必要な緊張のない機能的な動き方を学んでいきます。
 レッスンを行うことによって習慣的な体の働きがいかにパターン化し硬直しているかに気づき、柔軟性と調和性が増して困難だったりぎこちがなったりした動きがやりやすくなり、私たちに本来備わっている優雅でダイナミックで無駄のない動きをする能力が再開発されます。 (←おお、すばらしい!)
 グループレッスン(ATM)は、言葉の誘導によってだれにでもできそうな、のんびりちょっぴりな動きを通して自分自身の変化に気付いていくレッスンです。床でゴロゴロしているだけのように感じるかもしれません。しかし気づきは、大きな変化を自分自身にもたらすでしょう。

テーマ:<ゆるむからだ>

私達は日常の生活の中で、意識していない、しているに関わらず、からだを緊張させています。もちろん、からだを緊張させることによって、何かを保っていたり、守っていたりしているわけなので、それは自分にとって必要なものであったりもします。ただし、それが習慣となり、自分のパターンになってしまうと、他の選択肢もあるはずなのに、気がつかないうちにいつも同じ道すじをたどってしまいます。からだにとっては、それはもしかしたら、楽な方法で無いかもしれませんし、そのためにどこかに負荷をかけすぎたりしているかもしれません。「ゆるむ」ということが、自分に何をもたらすのか、また、「ゆるむ」という感覚はどんなものなのか、今回のATMで探ってみましょう。

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ということで行ってきましたが、一回目10:30〜12:00、二回目13:30〜15:00ということで、(なんだか長い一日になりそうだぞ)と思っていたのですが、床に寝転んだ状態でインストラクターの方の声を聞き、体を動かす時間がとても心地良くあっという間でした。

これは体験していただかないとなかなか良くわからないと思いますが、私が覚えている範囲でちょっぴりご説明します。
まずは自由なスタンスで直立します。インストラクターの方の、ゆったりとした穏やかな声が語りかけてきます。
「いまここに立っていただいていますが、どんな気持ちですか?安定していますか?不安定ですか?それはどうしてですか?右足の裏はきちんと床にくっついていますか?左足はどうですか?」という現在の自分自身の身体の状態と向き合うところからスタートします。

その後も床に仰向けになって続きます・・・
「両手を天井に向けて上げて下さい。親指が小指を追いかけていく方向に回します。まずは手だけを使って曲げて下さい。次は腕全体で曲げてみて下さい。その時に背中に連動する動きを感じてみて下さい」
ちなみに普段からバランスの悪い私は、立てばふらふら不安定、仰向けになると重心は明らかに真ん中ではなく、左半分が宙に浮いているような感じで落ち着きがありませんでした。

このような進行で体全体で感じるレッスンが午前、午後共に昼食をはさんで1.5時間ずつ行われました。このメソッドをとおして、自分の体がありとあらゆる部分とリンクされていることを発見&実感していく楽しい作業が続きます。

途中いろいろんな注意事項も入るのですが、それがまた素敵なんです。
「無理をしないのが一番大事です。トイレはもちろんのこと、お茶が飲みたくなったら休んで下さい。今日はお天気もいいので外に散歩したくなった人はどうぞ。(え”〜っ)。」こういうことを言われると、人間て不思議です。途端にリラックスしてきます。無理しないでもいいんだ・・・という安心感でしょうか。
終わってみると、もう一度直立、そして仰向けになって違いを感じとります。

あれ?何だか違う!
立っていてもふらふらしないし、仰向けになっても身体がきちんと地面に引っ張られて、気持ちの良い重力を感じながら横になっている自分がいるのです。きっと会場にいた約40人のゴロゴロ仲間たちも同じ思いだったと思います。

ごろごろしているだけのつもりでしたが、想像以上に頭も体もフル稼動していたらしく21時には布団に倒れていました。

世の中には知らないことが多すぎます。