智利

先週土曜日にオーストラリア人の友人 J さんの誕生日パーティーに行ってきた。
奥さんはラウンドケーキを用意してくれた。40歳の誕生日である。

彼曰く、「人生折り返し地点の節目である」ということで、仲良し数人を招いての会となったが、ティーンネイジャーの誕生日会のようにワーワー、キャーキャーと盛り上がった。大人こそきちんと誕生日会をすべきだと思う。

メキシコでも、友人のお母さんの50歳の誕生日祝いはかなり盛大に行われていた。マリアチと呼ばれる10名程度で構成される音楽集団を自宅へ招き、お母さんの好きな曲を演奏してもらうという粋なプレゼントをしていた。

いくつになっても、誕生日=この世に生を受けた日、の大切さは変わらないということを彼らは良く知っている。

J さんは、オーストラリア育ちで、国籍もオーストラリアだけれど、ご両親はチリ出身で、現在はチリで生活をされている。
スペイン語も英語も同じように操るので、メキシコ、メキシコと騒いでいる私にスペイン語を教えてくれている。
パーティーも終盤に近付いた頃、その彼が真面目な顔をして、「なんでメキシコなの?チリはだめ?」と聞いてきた。友達もたくさんいるし、スペイン語もきちんと覚えたいから、と答えると、スペイン語を学ぶならメキシコでなくてもいいし、チリには僕や君の家族や友人がたくさんいる(彼は心は熱いチリ人なので、君は僕の家族、そして僕の家族は君の家族と言っている)。
そう言われればそうだ・・・と妙に納得をしてしまった。

今まで考えたことのなかった国、チリ。
日本語では、智利と当て字をするという。どうしてだ?

細長い国チリ。パタゴニア。ワインのおいしいチリ。イースター島はチリ領。
今の私のチリ情報は以上である。

早速、図書館でチリに関する本を予約した。明日には届くはず。
ダイスはこれからどこへ転がっていくのだろう。