学生ビザ取得への道

チリで久々の学生にカムバックするために必要なものは結構あります。
私の場合は90日以上の滞在になるので学生ビザの申請をしなければいけません。いろいろあるな〜。


学生査証(ビザ)取得のために必要なもの

1.チリ政府が認可した教育機関もしくは大学の入学許可証
2.チリに滞在する期間中生活をするために十分な資金があることを証明する書類。例えば銀行の残高証明や所得証明等。
3.残存有効期限のたっぷりあるパスポート
4.健康証明書(英文健康診断書)
5.無犯罪証明書
6.パスポートサイズの写真4枚
以上 (チリ大使館HPより http://www.chile.or.jp


ここで気になったのが、「無犯罪証明書」。過去に私が犯罪を犯していないかを調べて、それを証明するために作成される書類です。

ネットで調べてみると各都道府県の警察本庁(鑑識課担当)で交付してくれるとのことで、新潟県警察本部に出頭?してきました。
ここでも様々な書類の提示及び提出が求められました。

1.パスポート
2.理由書:「なぜ無犯罪証明書が必要なのか」( 私はチリの大学からの入学許可証を提出しました。)
3.戸籍抄本 1通
4.住民票 1通
5.新潟県の500円分の収入証紙

そして署内では、「私はチリへ留学のために滞在するため証明書を申請致します」といった内容の文書に記入をした後に、指紋を特殊な機械で採りました。片方の親指だけだと思ったら、両方の指を丹念に右に左に動かしながら一本一本、そして最後には親指を抜かした指を四本揃えて平面の指紋を採りました。
手に汗握り緊張をしていたからでしょう。担当の方に、「鑑識の結果、犯罪者でないと判明すればこれらの情報は抹消されますから安心してください」と言われました。きっと相当びびっていたのでしょう。
一週間で結果が出るみたいで安心しました。この一週間、怪しげな世界に足を踏み入れて一生指紋が警察のデータベースに残らないよう注意しようと思います。


それにしても便利な世の中です。
インターネットで瞬く間に検索をかけて世界中の情報を手に入れることができるなんて・・・ウン年前にアメリカへ留学をした時は、学校の事務局が開くであろう時間を見計らって、夜中に起きだしては国際電話をかけたものでした。今でもドキドキして受話器を握り締めた夜中のことをそのときの空気感と共に思い出します。
電話での英会話は仕事柄慣れてきた今でもやはり緊張します。
当初はきちんとこちらの要望が伝わっているのか、相手が言ったことを正確に理解できているのか不安で心配でたまらなかったです。本当に入学許可証がポストに届いていたときの感動は日本語以外の言語でコミュニケーションを取ることの喜びと達成感を教えてくれました。これからも大切にしたい感覚です。
今はお手軽に手続きができて便利な反面、ちょっぴり味気なく感じています。
人間ってほんと勝手な生き物です。


明日は9時に健康診断のアポを取っています。
血液検査もするため朝食は抜きです。
費用は健康診断と英文診断書の作成で10,800円。

来週中にはチリ大使館(港区芝)へ行ってこようと思います。
なんやかんや時間があるようで、9月中旬に出国するとなるともう3ヶ月半しかありません。
まだお金の工面もきちんと手続きできていないし(おいおい)航空券も購入していません。

間に合うのか、わたし?

つづく

手紙の行方―チリ

手紙の行方―チリ

期待以上の世界がこの本の中には広がっていてびっくりするやら嬉しいやら。
いつか私もPhoto & Essayを出版したいなり!