チリの病院 再び

9月に水ぼうそうでお世話になった時と同じ病院へ。

1週間くらい前から背中に赤い発疹ができ、小さかったものが徐々に堅く芯を持ち、やがて大きく腫れ上がり水疱になった。

大して気にもせず、のん気に過ごしていたが、症状は急激に広範囲へと広がり、痒くて睡眠にも支障をきたすようになった。さすがにちょっと心配に。
もしかして・・・・?

ホストマザーのエーデルは、「あんたは青唐辛子食べすぎだから、きっと唐辛子アレルギーなんだわ!(絶対にこれは違うと思ったけど。)」
友達は、「サーズ?(おいおい)」。私は、「美人薄命?」と思っていた。

チリの病院は最初にお金を支払う。
しかし、そんなことを知らない私は受付の女性に、「診察終わってから支払うことはできないんですか?」と質問をしたが、彼女はにこりともせずに、「だめです」と一言。

少々胡散くさく感じて、「ちょっと考えます(何を?)」、と言って次に受付に来る人たちを見ていたら、彼らも同じように最初に支払っていたので、私も従うことに。
後で聞いたらこれは普通のことらしい。保証金も兼ねているのだろう。

その直後に診察室へ。診断は素早かった。

女医さんは私の腕をひとめ見るなり、「ノミね」。サラサラサラ・・(カルテに書く音)。

血液検査もあると思って朝食も抜いてきたのに。「え?」と固まる私に、
「検査の必要はありません(にっこり)♪」

ノミーズが私のベッドでダンスした結果だなんて・・・。

我が家の名誉のために書くが、この家は平均的にきれいに掃除されているし、犬や猫も飼っていない。シーツも定期的に交換されている。

でも、どんなに気を付けていても家の中であっても日本とは違い靴を履いて歩くし、バスに乗ったり、街で食事をしたり、どこでもらっているかを限定するのは不可能だ。

しかもチリではとても一般的らしい(スーパーに行ったら、人間用ノミ撃退スプレーが当たり前のように鎮座していた)。問題は症状の出方だ。チリ人がほんのちょっとした発疹で数日で回復してしまうものが、外国人となると個人差もあるが、強いアレルギー反応が出る。現に、外国人学生のほとんどがノミーの洗礼にあっているらしい。

私は日本で蚊にさされても人よりも大袈裟に腫れ上がる体質。当然のように、今回もみんながびっくりするような症状になってしまったらしい。誰もノミだなんて思わなかった。

今日から、1)痒み止め軟膏 2)痒み止め&炎症止め薬 3)刺されないように保護するローション 4)ノミ撃退スプレー(朝、家を出る前に、直接肌にあたらないようなベッドの下などに散布)で皆さんには速やかに出て行ってもらおうと思う。

ここで気になってきたことが一つ。
9月にかかった水ぼうそう

あれって本当は・・・なあに?

にゃんこ先生「おまえも早くおいらみたいにうまく共生しろよ」