Conguillio National Park へ

 
チリ南部に位置するコンギジヨ国立公園に今日の夜から出かけてきます。
今回も、大学の環境学のチリ人学生、教授グループ+アジア人1名という構成メンバーでの旅となります。

「今夜7時に出発をして、公園に到着するのは翌日のお昼頃かなあ」、とのんびり言われましたが、真相はいかに。一体何時間バスに揺られるのか楽しみです。
昨日は興奮してしまい、よく眠れませんでした。まるで遠足前のこどもです。

Conguillio National Park

この公園は、ジャイマ火山(3,060m)を中心に、公園名にもなっているコンギジオ湖をはじめ、多くの湖と滝が点在しています。この地方の国立公園の中では、最も手付かずの自然が多く残されていると聞きました。

鳥類や爬虫類を始め、哺乳類の数も豊富だと言われ、楽しみにしています。
どんな新しい出会いがあるのでしょうか。
世の中に知らないことがたくさんあるってわくわくします。

最も気温の高い時期でも15度程度と聞いているので、冬物をたくさんザックに詰め込みました。簡素なキャビンで寝泊りすることになるのですが、夜中はかなり冷え込むそうなのでダウンのシュラフも購入しました。

心で感じて、五感をあっちこっち刺激して、写真をたくさん撮ってきたいと思います。
いつか、みんなでこうやって旅したいですね。
その時の通訳はお任せを!

帰りは12月2日の夜中になる予定です。

それでは・・・行ってきます!

その夜バスの中で手帳に書いたメモ

19時23分(やっぱり一時間遅れ)出発!!
今回は4年生たちと一緒の旅。
人数もとても多い(30人はいるね)。
魚や昆虫を捕まえる網もたくさん積み込んだ。
メンバーも面白そうな人たちで、期待十分!

23時30分 休憩
たっぷり30分は休憩所で休む。
今回の運転手さんは二人。そりゃそうだろう・・・長旅ですもん。
さくらんぼを1キロ700ペソ(170円位)で購入。ウマイっ!
少し寒いな〜と思いつつ寝る。
突然電気が点いて起こされたと思ったら朝6時だった。
各自持参した朝ごはんを車中で食べる。
ナナちゃんが作ってくれたサンドイッチ。予想通りダニエルにおねだりされ半分あげる。
多めに持ってきて正解。

乾燥しているビニャと違って南部に向かうと湿気を帯びてくる。
ぎっしりと敷き詰められた緑の大地の上を霧が覆う。
生き物の気配を感じる。
ビニャではほとんど昆虫を見かけないから余計そう感じるのかもしれない。
私にとってはこっちの方が「自然」でありしっくり納まりが良い。

これまでの道のりはどこまでも乾燥していて、片方でどこまでも続く海岸線を見ながらもう一方で木々など全くない荒野を見ながらの旅だった。
Fray Jorgeへと近づくにつれ増える緑、久しぶりに見る森に嬉しくなる。
身体に力が注ぎこまれていくのが分かる。
ここまで時間もかかったし、体も疲れるけれど、こうやって時間をかけて山登りをするみたいに少しずつ前に進んでいくほうが私には合っている。