チリで日本を知る

チリでは、新しい学年は毎年3月初旬〜中旬に始まり、12月の初旬〜中旬で終業式となります。1月、2月は、夏休みとなります。宿題もな〜んにもありません。

今日は、仲良くしてもらっている日本語教師まさよさんの全クラス合同の「日本語教室修了式」が開かれました。多くの生徒さんと、まさよ応援隊にびっくり!

まさよさんはチリのビニャ・デル・マールで2年間日本語をチリの人たちに教えてきました。年齢層はさまざまで、7歳ぐらいの子から70歳くらいの人がいました。

私はカメラマンとしての参加でしたが、ファインダー越しに映る生徒さんと先生の絆、飾られた作品に見える努力の跡とこだわり、日本、日本語、日本人に対する想いが伝わってきて、感動しっぱなしでした。
(写真はたくさんあるのですが、UPは後日相談をしてからにしますね)。

私の住むこの地域には約100人の日系の人たちが住んでいますが、日本語が必ずしも話せるわけではありません。でも、日系人、日本人であること、そしてチリ人であること、そして自分や祖先のルーツをとても大切に思っていて、自分自身はもちろんのこと、次の世代にも学んでいってほしいと願っている方々です。

ある学生は、「私はずっと日本語を勉強したいと思っていました。日本語を学んだ2年間は、私にとって夢のような時間でした」とスピーチ。またある人は、日本語の歌をカラオケで熱唱してくれました。

修了式の後に、近くのメキシコ料理店で二次会をしたのですが、皆さん日本語を学んでいるだけあって、質問が普段私が外国人から受ける基本的な日本の情報ではなく、もっと深く込み入っていて、彼らの日本に対する意識の高さと興味を知ることができました。
アニメ談義も盛り上がりましたが・・・私では役不足のようです。

彼らの日本に対する強い想い、憧れ、興味、尊敬する気持ちは、私個人に向けられたものではないのですが、彼らにとっては、チリで出会う数少ない日本人(もしかしたらアジア人)であり、リトル日本であることに間違いはありません。

違うから惹かれあう、でも共通点も見つけちゃったりして、喜んだりして。
もっと知りたい、知ってほしい。教えてほしい、何でも教えてあげたい!

恋ですね、こりゃ完全に。


 

ルームメイトのアレハンドラ(右・スペイン語サルサの先生)とクリストフ(ドイツ語の先生)。ジャネット(左)は精神科医。子供たちのためのクリニックで働いています。