ペンギン会議 

ぺんぎんネタ、再び(笑)!ネットで新聞記事を見つけました。

フンボルトペンギン:絶滅の危機、救いたい チリの飼育担当者、都内で研修 /東京
 ◇都内の動物園で繁殖技術学ぶ 

フンボルトペンギンの生息地・チリの動物園の飼育担当者が、日本の高度な飼育技術を学ぼうと都内の動物園で研修を受けている。現地では自然状態の個体数が激減して絶滅の危機にあり、動物園での繁殖例もない。来日を支援する市民団体は「現地でフンボルトペンギンを繁殖させ展示することで、保護ムードが高まれば」と期待する。
 フンボルトペンギンはチリとペルーの海岸と沿岸の島に分布し、19世紀中ごろは100万羽以上いたとされるが、繁殖地の破壊やエサのイワシ乱獲などで、04年は約4万羽しか確認されていない。一方、日本では高い繁殖技術で動物園等で約1500羽を飼育している。
 来日したのはサンティアゴメトロポリタン国立動物園の飼育管理担当者、ギジュルモ・クビジョスさん(32)。フンボルトペンギンの保護活動をする市民団体「ペンギン会議」のメンバーが資金を出し、21日から3月4日まで滞在する。
 23、24日は江戸川区自然動物園でエサやりなど飼育作業のほか、人工飼育や人工ふ化の技術、個体検査のための採血などを研修。25、26日は葛西臨海水族園で、近親繁殖が進み繁殖率が落ちないよう管理する血統登録の方法を学ぶ。その後、兵庫県コウノトリ保護増殖センターも視察する。
 クビジョスさんは「人工飼育やふ化の技術は初めて見た。学んだ技術をチリで伝え、フンボルトペンギンの大切さを訴えるためにも、動物園で繁殖させ数を増やしたい」と話した。【桐野耕一】2月25日朝刊(毎日新聞

レッドリストによると、フンボルトペンギンは危急種(VU)に指定されているんですね。
(絶滅の危険度により、絶滅種(EX)、野生絶滅種、近絶滅種、絶滅危惧種、危急種、低リスク種(保護依存種、準危急種、低危急種、というサブカテゴリーを持つ)に分類されているそうです)。

19世紀中頃には100万羽以上いたのに、現在4万羽とは・・・。繁殖と同時に生息環境の保護や改善も同時に必要です。7月にまたチリに戻ってきたら、動物園のギジェルモさんに是非大学で講演会をしてもらえないか交渉してみようと思います。

ちなみに記事内に出てくる、「来日を支援する市民団体」というのはペンギン会議という市民団体で「ペンギンの飼育技術情報の交換・調査研究・普及活動・保護活動などの目標を掲げて活動しています。(ペンギン会議HPより)」ということで、日々ペンギンに接する人たちだけでなく、ペンギンを愛する人なら誰でも参加できるようです。年に一度全国会議も開かれるそうです。行ってみたいなあ!