アルゼンチン映画 DERECHO DE FAMILIA

DERECHO DE FAMILIA
英語に直すと、「FAMILY LAW」かな。

アルゼンチンはメモリアルデーという祝日で、商店街は人通りも無くがら〜んとしています。ええ??地下鉄も閉まってるゲートがあるよ〜。平日と週末及び祝日・・・同じ街かと思うくらいの変わりようです。本当は別の用事があったのですが、昨日封切られた話題の映画を見にいくことにしました。

映画館まではスブテ(SUBTE)と呼ばれる地下鉄に乗って行くのが一番便利です。
地下鉄B線「カルロス・ガルデル」駅とシネマ・コンプレックスの入っている、Abastoという市内一大きなショッピングモールは直結しているので、路線バスを乗りこなすことのできない私にはとっても便利です。この日は祝日とあって大変な混みようでした。

アルゼンチン流の、「真顔で言う(ブラック)ジョーク」が満載だったようで、みんなうるさいぐらい大笑いをしていました。ざんねんながら私にはその辺りが聞き取れず・・・アルゼンチン映画だから字幕もないしお手上げです。くやしいのでDVDが発売されたら再度挑戦してみようと思います。
笑いどころも満載でしたが、同じ家族なのにお互いになかなか相手が考えていることを理解できないもどかしさ。主人公の男性(弁護士)が、同じく弁護士である父親を追い越せない劣等感。一方、父親にとってはいつまでも子供であり続ける息子。そんな主人公が結婚をし、家庭を持ち、子供を授かった・・・。彼はどう「大人」になるのか。そんなテーマの映画だったような。ほんと、あやふやですみません。

日本で上映しないかと色々と検索をかけてみたのですが、それらしいものが見つかりませんでした。もしかしたらアルゼンチンでのヒット具合を見て上映が決まるかもしれません。

監督はアルゼンチン人のダニエル・バーマン(Daniel Burman)氏。1973年生まれの若い監督です。他にも「僕と未来とブエノスアイレス(El Abrazo Partido 2003年)」が有名です。両作品で主演している、ダニエル・エンドレール(ウルグアイ人)が可愛いくてチャーミング!ちょっぴり情けない役どころ感が伝わってきて良かったです。あんな人が街を歩いていたらついていっちゃいそうです。

洗濯物。そして夜、窓から放たれる室内の光を見ていると一体ここでどんな暮らしが営まれているんだろう?と想像をめぐらせます。