胸が痛い・・・(憂歌団風にお願いします)

実は・・・。

かなり落ち込んでいたのと、一方的に悪い南米イメージを与えてしまうのが嫌でお伝えするのが遅くなったことがあります。

愛していた私のカメラ、コンタックスちゃん。

そしてチリとアルゼンチン、どちらの国でも問題なくチップを交換すれば使えると言われたSONY製の真っ白な携帯(しかし結局アルゼンチンでは使えず)・・・。

コンタックスちゃんは、アルゼンチンの一大観光地バリローチェで、携帯はチリのビニャ・デール・マールで、「プレゼント(盗難)」してしまいました。

特に、コンタックスの1GBのメモリーの中には、もう後戻りすることのできない旅の記録が詰め込まれていたので、手元になくなってしまってからの日々は悪夢でした。ずっしりと落ち込みました。クスコで出会った親子、サンタクルースの町並み、猫や犬たち、バリローチェの風景。みんな、みんな一瞬で消えてしまいました。

自分の馬鹿さ加減に腹がたって、観光客をターゲットに盗難を繰り返す人々が悲しくて、非協力的だった警官に呆れて、くやしくて、脱力して・・・、残されたコンタックスの収まっていたお魚形のケースを見つめながらバリローチェからブエノスに戻るまでの飛行機の中でかなり悲壮感を漂わせながら泣きました。

2月20日のことです。もう1ヶ月以上たちましたが、まだ思い出すと切ないです・・ううう。

その後、NIKON D70S は怖くて人前には出せず、携帯電話で写真を撮る日々です。

日本に住んでたってどこにいたってこんなことあるんだ!と心の中では分かっていても、一度びびってしまうと情けないくらい警戒心が強くなり、びくびくしていることも確かです。
よわっちいですねえ。

それでも、やっぱり Amor 南米。まるで悪い男にひっかかってしまったかのよう。

本屋さんもこんなんだけど・・・好きなんだな、やっぱり。