安眠できる場所を求めて

二度目のホームステイ先に別れを告げ、今まで行ったことのなかった地区へと引越し。

今まで住んでいた地区は、観光客に人気のある地区で住んでいてとても心地よかった。
今度の地区の人々は、南米各地からブエノスに集まってきている。猥雑なパワーを感じる場所。通りを歩いていると、ペルー、ボリビア系と見られる人々と良く行きかう。韓国や中国人の経営する店も目立つ。
もちろんこの地区は観光ガイドにも載っていないし、外国人旅行者と見られる人たちを見かけることもほとんど無い。高級な洋服屋も無ければ洒落たレストランも無い。けれど活気だけはどこにも負けていない。私はこの地区がとても好きだ。

新しいアパートは女性専用。去年建てられたばかりなのでとても清潔で気持ちがいい。
目の前には完全に整形手術を終えた(元男性)娼婦の人たちが集まる連れ込み宿がある。

すぐ隣のパン屋さんは、安いけれどあんまり美味しくない。
店員も無愛想。どこにも行く理由は無いのに、「近い&安い」で行ってしまう。
なんでだろ?

もっとアルゼンチンのこと、人、心を知りたい。

嫌いな部分もたくさんあるけれど、それ以上にもっとこの国を知りたいと思う自分がいる。