枯れてもイグアス

例年の総水量の5割から7割と聞いていたイグアスの滝(アルゼンチン側)。
しかしプエルト・イグアスのバスターミナルに着いてみると、実は「2割程度」しかないとのこと。

「ええ〜?」と驚く私たちにも、観光局の人たちはひるまない。
半ば強引にイグアスのボートツアーを勧められた(結局、水の量が足りなくて、途中で引き返さなければならなかった)。

あまりの水の無さに最初は呆然としてしまった私たちだったけれど、公園内を無料で運行している可愛い電車に揺られて「悪魔ののど笛」へ・・・あ、聞こえる。水の音が・・・どんどん近づくと大きくなっていく!

すぐ目の前で見る滝は荘厳でいつまでも眺めていても飽きることはなく、水量は少なかったものの自然の偉大さを感じるには十分だった。

 

 

 

 

 

 

この後で聞いた話によると、これは「70年ぶりの渇水」だったとのこと。
通常毎秒120万リットルの水量が一気に流れ落ちるところ、私が訪れた時期はわずか25万リットル。
地元の気象研究所は、「ペルー沖の海水温が平均より低くなるラニーニャ現象により降水量が極端に低下したことが原因」と伝えたそう。


Buenos Aires(19:50)⇒ Puerto Iguasu(翌12:00) 165pesos(AR)